自動車の点検と廃車対策

自動車メーカーの主な製品である乗用車の場合、細かいものまで数えると、部品の数は約3万点で、そのほとんどは別の専門の会社でつくられます。自動車メーカーは、点検を重ねて設計した車を組み立てて、完成車にします。組み立てが終わってできた車は、1台1台点検されて完成車となりますが、車のスピードや馬力をはかるなど、厳しい点検を受けることになります。自動車工業は、すそ野の広い産業で、ピラミッドのように、完成品を組み立てる自動車メーカーを頂点に、さまざまな材料や部品をつくる会社、車に組み込むいろいろな製品をつくる会社など、たくさんの関連会社がすそ野の広がりを形づくっています。

例えば、材料を供給する会社には、車体の鋼材などをつくる鉄鋼メーカーをはじめ、プラスチックやゴム、塗料などのメーカーがあります。部品の場合は、バッテリーやタイヤのように、専門の大きなメーカーから買いつけるものから、モーターや電線、ネジなどの細かい部品や、集積回路などの機械部品を専門につくる会社まで、関連会社の数は膨大です。自動車を生産するには、さまざまな部品が、生産ラインの必要とされる場所に、必要なだけいつも揃っていなければなりませんから、関連会社の協力が欠かせないのです。廃車の環境対策についても、関連会社と協力しなければ十分な効果は上がりません。

廃車のリサイクルを本格的に行うにも、関連会社全体と、どうすれば廃車を再利用しやすくなるかを、相談しながら進めなければなりません。

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